自毛植毛の長所として第一に挙げられるのは「見た目が自然」だという事です。
自毛植毛は後頭部に残っている自分の毛髪からドナーを採集し、それを小片に株分けした上で薄毛の部分に移植します。
従って、移植される毛髪は元々、自分の毛髪ですので、毛髪の色や艶、太さなどに人工毛の様な違和感がありません。
第二の長所ですが、自毛植毛は「拒絶反応が少ない」という事です。
人間の身体には異物が進入した場合それを排除しようとする働きがあり、それを「拒絶反応(又は免疫反応)」と言います。
近年他人の臓器を移植する臓器移植が盛んに行われていますが、この臓器移植でも一番問題になるのが拒絶反応です。
自毛植毛は採集する頭皮も毛髪も全部自分のものですから、基本的には拒絶反応はありません。
その為、自毛植毛の定着率は90%以上です。
自毛植毛と似通った手術に人工毛植毛という増毛法がありますが、人工毛植毛ではこの拒絶反応の為、1年以内に移植した毛髪の50%が抜け落ちてしまうと言われています。
自毛植毛で移植された毛髪は一旦定着すれば、もうそこに以前からあった毛髪と同じです。
ですから激しい運動や散髪、シャンプーなども何ひとつ問題無く出来ます。
これも自毛植毛だけが持つ長所です。
自毛植毛は定着した後は「発毛」、「成長」、「停滞期」、「脱毛」という毛髪のサイクルを繰返します。
従って、カツラの様な定期的なメンテナンスの必要は無く、強いて言えば風呂上りに育毛剤を使う程度です。
自毛植毛の費用は70万円~100万円とかなり高額ですが、カツラなどの様にメンテナンスや買換えの費用が不要ですので、それ等を合算すればそれほど大きな費用差は無くなります。
自毛植毛に使われる後頭部や側頭部の毛髪というのは、前頭部や頭頂部の毛髪に比べて抜け毛、薄毛になり難い性格を持っていると言われています。
不思議な事にこの性格は前頭部や頭頂部に自毛植毛した後もそのまま持ち続けています。
その為、自毛植毛された毛髪は、その後非常に抜け毛、薄毛になり難い性格を持つ様になります。
これも自毛植毛の長所のひとつです。