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自毛植毛の種類

自毛植毛では後頭部や側頭部などから皮膚組織と一緒に切り取った毛髪を、「株」という単位に小分けします。

人間の毛髪は正常な状態の場合、3~4m四方の中に10本程度が生えています。

この3~4m四方の皮膚を10本程度の毛髪と共に切り取って、それを1株として増毛したい場所に移植するのが「パンチ式」と言われる植毛法です。

パンチ式植毛法は以前、広く使われ、自毛植毛といえばほとんどがこの方式でした。

しかしパンチ式植毛法では10本程度の毛髪とその皮膚組織が1株という単位になり、その1単位毎に増毛したい場所に移植しますので、例えば額のヘアーライン(生え際)など比較的毛髪の数が少ない部分が不自然になります。

その為、現在パンチ式植毛法はあまり使われない様になりました。

現在自毛植毛で一番多く使われているのは「マイクログラフト法」と「FUT法(フォリクラー・ユニット・トランスプランテーション法)」の2種類の術式です。

マイクログラフト法による自毛植毛では毛髪が多い後頭部から、幅10m、長さ100m~200m程度の頭皮を毛髪と一緒に切り取ります。

皮膚を切り取って傷が出来た後頭部は両側の頭皮を引き寄せて縫合しますので、傷は全く目立たない様になります。

次にこの細長い頭皮を毛髪1~2本単位の小片に切り分ける、「株分け」という作業をします。

そして株分けを終えた毛髪と皮膚の小片を、増毛する部分に医薬用針で空けた孔に1単位ずつ移植します。

毛髪を1~2本単位で移植しますので、ヘアーラインなども自然になります。

毛髪が1~2本単位の小片に対し、毛髪が3~6本程度の小片に分ける場合もあります。

これを「ミニグラフト」と言い、頭頂部など毛髪の必要量が多い部分に移植します。

FUT法(フォリクラー・ユニット・トランスプランテーション法)というのは、後頭部などから切り取った皮膚を小片に株分けする際、毛髪を毛包のユニット毎に小片にする方法です。

人間の毛髪というのは必ずしも1本単位で生えているのでは無く、時にはひとつの毛包に支配されている毛髪が2本、3本とまとめて生えている事があります。

この様な形で生えている毛髪の場合それを無理に切り分けると、毛髪の成長を司る毛包の働きが弱くなります。

ですからFUT法(フォリクラー・ユニット・トランスプランテーション法)では小片に株分けする際、この毛包単位に株分けします。

マイクログラフト法を更に丁寧にした自毛植毛の方法ですね。