自毛植毛は心臓病の治療やガンの治療などをするのと同じ医療行為です。
日本の法律では医療行為は医師のみに許されていて、医師以外の人が医療行為をした場合は刑事罰の対象になります。
従って、育毛サロンなどで自毛植毛をする事は出来ませんので注意しましょう。
ちなみに増毛とは逆の濃過ぎる胸毛やすね毛などの脱毛も、レーザー光線を使う様ないわゆる「永久脱毛」は医療行為ですから、医師以外の人間が施術するのは違法行為になります。
では医師なら誰でも自毛植毛が出来るのでしょうか?
法律面からだけ見た場合、自毛植毛は医師免許を持った人なら誰でも出来る事になっています。
法律上は内科医や眼科医が自毛植毛をしても罰せられる事はありませんが、現実には専門でない医師が自毛植毛をするのは無理ですね。
ですから自毛植毛は専門のクリニックで専門の医師が施術する事になります。
自毛植毛は一口で言えば自分の毛髪をその他の場所へ移植するという事ですから、一見簡単な医療技術の様に思われますが、実は極めて緻密な注意と経験を要する手術です。
その理由のひとつは自毛植毛というのは、単に毛髪の薄い部分に他の場所の毛髪を移植して増毛するという医療技術のだけではなく、「不自然さを感じさせない」という美容整形の観点が重要だからです。
人間の毛髪というのは頭部一面に一様に生えているわけではなく、ヘアーライン(生え際)から頭頂部にかけて毛髪の量や毛髪の流れなどが微妙に変化しています。
これを無視して自毛植毛をすると見る人に非常に不自然な感じを与える、いわゆる「ヅラ頭」になってしまいます。
それでは自毛植毛をしたお客さんは決して納得してくれませんね。
自毛植毛は植毛後のケアも大事です。
自毛植毛で移植された毛髪は拒絶反応もほとんど無く、90%以上の確率で移植先に定着すると言われていますが、この言葉は裏をかえせば約10%の確率で定着しない場合もあるという事を表しています。
ですから自毛植毛をした後は毛髪が完全に定着するまで、医師による移植後のケアが必要です。
この様に自毛植毛は決して簡単な手術ではありませんので、自毛植毛を希望する時は経験豊富なクリニックで施術する事がとても大事です。